
株式会社上野製作所
- 導入システム
- 生産革新 Fu-jin SMILE V
- 業種
- プラスチック部品製造
- 従業員数
- 29名(2018年7月現在)
- 事業内容
- 合成樹脂成型加工、精密金型設計・製作、メカ組立など
プラスチック成形加工企業の上野製作所は、「生産革新 Fu-jin」で製造工程を可視化し、発注管理の精度向上や業務の標準化を実現した
導入の狙い
- 材料在庫の適正な管理
- 製造現場の流れの可視化
- 実績データに基づいたノウハウなどの情報共有
導入効果
- 原材料の適正な在庫管理が実現した
- 製造現場の工程進捗が把握できるようになった
- 蓄積したデータをフォーキャストに活用できるようになった
生産革新 Fu-jin 導入前のことをお聞かせください
膨大な材料在庫の管理が大きな課題でした。
以前は、販売管理パッケージにカスタマイズを加えて生産管理を行っていましたが、実際のところは材料入庫と製品出庫を管理しているに過ぎませんでした。
材料在庫の管理は、あらかじめ決めておいた量まで減った時点で新規発注を行う発注点方式をメインに行ってきたのですが、繁忙期などは発注漏れが生じることも少なくありませんでした。

Fu-jin を選定していただいた理由は?
ソフトウェアの入れ替えに際しては、誰でもスムーズに使えるという要素が重要だと考えていました。
付き合いのあるものづくり企業2社が、たまたま同時期にシステム入替えを行いまして、話を聞くと、両社とも使いやすさから「生産革新 Fu-jin」を最終候補に残していましたし、いつでも現場の疑問に応えてくれるコールセンターを含めたOSKさんのサポート体制が決め手になりました。

Fu-jin を導入してみていかがでしたか?
適切な運用指導をしていただいたおかげで、「帳票設計機能」で納品書を新規作成した以外はパッケージ機能のままで、約半年の準備期間を経て本稼働することができました。
本稼働後にも、製品マスターへ構成部品情報登録をどのレベルまで行うべきか試行錯誤したこともありますが、スムーズな運用を行うために地道な取り組みを経て、今では完全に対応していると言うことができます。

Fu-jin を導入してどのような効果がありましたか?
材料在庫の正確な管理と適切な発注、進捗状況の把握が実現したということが挙げられます。
材料発注は発注点に基づく方法と、所要量計算に基づく方法の二つを併用していますが、材料の過不足がシステム上で把握できるようになったことは大きな成果だと考えています。特に、発注漏れ防止という観点で大きな効果に繋がっています。
また、担当者が製品の進捗状況を把握できるようになっただけでなく、効率化の判断を現場レベルで適宜下せるようになりました。

今後の課題は何ですか?
原価管理機能の活用です。
実現には労務費の振り分けなど新たに取り組むべき課題も多いですが、Made in Japanのビジネスモデルを追求していく上で、避けて通れない課題だと思っています。

今回のお客様 株式会社上野製作所
プラスチック成形加工企業の上野製作所は、“プラスチックの匠”とも評される高度な技術力を武器に、Made in Japanのものづくり企業としての地歩を築いています。
人工衛星の部品として現在も地球を回り続けている製品や、ETCの車両判別センサー、放射線量測定器、電子顕微鏡、ケミカルポンプなど、さまざまなニッチ分野で活躍しています。
株式会社上野製作所 https://www.uenoseisakusho.co.jp/
会社名、製品名などは、各社または各団体の商標もしくは登録商標です。
事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、配付される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
この記載内容は2018年7月現在のものです。