2014年9月10日公開のWindows UpdateのeValue NSへの影響について

2014年9月11日
【更新】2014年9月12日
株式会社OSK

平素は弊社製品・サービスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

eValue NSのWebサーバーに、2014年9月10日公開のWindows Updateを適用すると、統合管理ツール(管理者向け機能)において、一部機能が正常に動作しない場合があることが確認されました。

発生する現象と、回避策について、ご案内いたします。

【2014年9月12日更新情報】 本文書の「回避策」を更新いたしました。

影響を受ける環境

  • eValue NS Ver5.7x以前
  • eValue NSのWebサーバーに、2014年9月10日公開のWindows Updateを適用した環境

発生する現象

eValue NS 統合管理ツールにおいて、以下の現象が発生します。

統合管理ツール 対象機能発生する現象
タブ名メニュー名
共通設定 通知設定
  • 「テストメール設定」ボタンによりテストメール設定画面を表示すると、アプリケーションサーバーエラーとなる。
インストール情報
  • 「アップデートモジュール情報」にてプロキシの「表示」をクリックし、プロキシサーバー設定画面を表示するとアプリケーションサーバーエラーとなる。
  • 「アプリケーション別インストール情報」一覧にて詳細の「表示」をクリックし、詳細画面を表示するとアプリケーションサーバーエラーとなる。
ワークフロー ルート管理
  • 新規ボタンからルート編集画面を起動した際に「ルート名称」「ルート番号」「ルート分類」が空欄となり、新規登録が行えない。
  • 編集ボタンから登録済みルートの編集画面を起動した際に全ての設定値が表示されず、編集が行えない。
フォーム管理
  • 新規ボタンからフォーム設定画面を起動した際に「セッションがタイムアウトしました。再度ウインドウを開きなおしてください。」のメッセージが表示され、フォームの新規登録が行えない。
  • 編集ボタンから登録済みフォームの編集画面を起動した際に「セッションがタイムアウトしました。再度ウインドウを開きなおしてください。」のメッセージが表示され、編集が行えない。
集計管理
  • 新規ボタンから集計パターン設定画面を起動した際に「セッションがタイムアウトしました。再度ウインドウを開きなおしてください。」のメッセージが表示され、フォームの新規登録が行えない。
  • 編集ボタンから登録済み集計パターンの編集画面を起動した際に「セッションがタイムアウトしました。再度ウインドウを開きなおしてください。」のメッセージが表示され、編集が行えない。

上記以外の現象が発生する可能性はあります。新たに判明した現象がある場合、本ページを更新いたします。

原因

2014年9月10日公開のWindows Updateに含まれる更新プログラムにより、.NET Frameworkの仕様変更が行われたことが原因です。

回避策

原因となる.NET Framework 2.0 / 3.5の更新プログラムをアンインストールすることで、上記現象を回避できることが判明しています。

原因となる更新プログラムは、以下のマイクロソフト社サイトでご確認いただけます。

更新プログラムをアンインストールする際に、サーバーの再起動が必要な場合があります。

◆マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2905247

「影響を受けるソフトウェア」の表の「コンポーネント」欄に、.NET Framework 2.0 / 3.5の更新プログラムの番号が記載されています。

この番号の更新プログラムが、上記現象の原因となります。

https://technet.microsoft.com/library/security/2905247
サーバーOS該当プログラムの番号
Windows Server 2003 KB2894843
Windows Server 2008 KB2894847
Windows Server 2008 R2 KB2894844
Windows Server 2012 KB2894851
Windows Server 2012 R2 KB2894852

本ページでは、「eValue NS」および「eValue NS 2nd Edition」を総称して「eValue NS」と表記しております。ただし、それらのいずれかについてのみ適用される事項については、記述を区別し、または補足等している場合があります。

TOPへ